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この項目は私の経験ではありません。このサイトに訪れた方で妊娠糖尿病の情報を得たい方のために私が調べたものを公開しています。

妊娠糖尿病とは

妊娠糖尿病は、妊娠中に発見された糖代謝異常で、妊娠前の糖尿病とは異なります。

妊娠糖尿病になるとどうなるのか？
妊婦が高血糖であると、赤ちゃんも高血糖になり、いろいろと障害が発生します。

主な障害は？
妊婦は　妊娠高血圧症候群、羊水量の異常、肩甲難産など
赤ちゃんは　流産、奇形、巨大児、心臓の肥大、低血糖、多血症、電解質異常、黄疸、胎児死亡など

妊娠前から血糖値測定器で血糖値を測り心配な方は計画出産を試みましょう。
妊娠前から糖尿病のわかっている人は、妊娠糖尿病より重度の状態ですので、血糖をしっかり管理してから妊娠することが重要です。

何人ぐらいが妊娠糖尿病と診断されるの？
妊婦さんの7〜9％が妊娠糖尿病と診断されています。
特に肥満、糖尿病の家族歴のある人、高齢、巨大児出産既往のある人などはハイリスクですので必ず検査を受けましょう

妊娠中に注意することは？
血糖の厳重な管理が最も大切で、食前100mg/dl未満、食事開始後2時間120mg/dl未満になるように管理します。
普通の糖尿病より厳しい基準です。
なので、１日７回（毎食前食後、就寝時または起床時）必ず血糖値測定器で血糖値を測りましょう。
妊娠中は運動療法があまり出来ないため食事療法が重要です。
食事療法では、お母さんと赤ちゃんがともに健全に妊娠を継続でき、食後の高血糖を起こさず、空腹時のケトン体産生を亢進させないよう配慮します。
食事管理が難しい場合は赤ちゃんに悪影響を与えないインスリン注射を用いて管理します。
妊娠が進むにつれ、インスリンの使用量が増えますが、産後には減量あるいは中止できるので心配しないようにしましょう。

妊娠糖尿病は、今回の妊娠中にいろんな合併症を起こすだけでなく、赤ちゃんの将来の糖尿病、メタボリック症候群発症そしてお母さんの将来の糖尿病、メタボリック症候群発症の原因となります。
妊娠時に糖尿病に対する正しい知識をもち、ライフスタイルを変えることが大切です。