今回のテーマはローヤルゼリーですローヤルゼリーを徹底的に調査しました!
ローヤルゼリーの成分Royal Jelly
ローヤルゼリーには3大栄養素である「たんぱく質」「炭水化物」「脂質」をはじめ、ビタミンやミネラル、そして人間にとって必要な栄養素でありなが ら体内で合成できない必須アミノ酸全9種など、実に40種類以上もの栄養素がバランスよく含まれています。たんぱく質の素質を評価するアミノ酸スコアも 100点。このような素晴らしい成分こそが「ローヤルゼリーは完全食品」と呼ばれる由縁です。
さらにローヤルゼリーならではの「デセン酸」、そして「アピシン」という含有成分は、ローヤルゼリー効果の源~秘密を握る鍵だと考えられています。
デセン酸とアピシンRoyal Jelly
ローヤルゼリーに含まれる成分の中でも「デセン酸」と「アピシン」には特に注目!
デセン酸
デセン酸は「自然界においてローヤルゼリーにしか含まれない貴重な成分」です。
まだ謎の多いデセン酸ですが、インスリンとよく似た作用があり、体内の糖代謝を正常にする働きがあることが知られていています。また2011年には「寿命を延ばす効果」があるとの研究結果が発表されました。
ローヤルゼリーに含まれる成分を与えた虫 寿命が12%伸びる
不老長寿はおとぎ話の話だと思われていたが、最近では長寿に関する研究が進んでいるが、最近注目されているのがローヤルゼリーだ。昔 から健康によい食品として知られてはいたが、ローヤルゼリーに含まれる「デセン酸」に寿命を延ばす効果があるとして、注目されている。8月、東京都健康長 寿医療センター研究所と健康食品メーカー・アピなどが発表したもので、同センターの研究員である本田修二さんは「線虫にデセン酸を与えたところ、寿命が最 長で12%程度延びた」と話す。デセン酸とは、脂肪酸の一種でローヤルゼリーだけにはいっている物質で、ローヤルゼリー公正取引協議会の指標成分とされて いる。「デセン酸を含むローヤルゼリーはみつばちがつくり出す物質です。普通のみつばちは数か月の命ですが、ローヤルゼリーを食べ続けることができる女王 蜂は何年も生きて卵を産み続けるので、ローヤルゼリーに寿命を延ばす物質があるのではないかと考えました」(本田さん)線虫の実験で寿命を延ばす効果が確 認されたが、デセン酸のはっきりとした効能やどうして寿命を延ばすことができるのかというメカニズム、人間への効果についてはまだ研究中だという。
※女性セブン2011年9月29日・10月6日号
デセン酸は「ホルモンの司令塔」とか「生命維持の中心脳」と呼ばれる間脳視床下部の働きを助け、自律神経失調や更年期のトラブルに改善効果があると報告されています。
私たちが意識しなくても行なっている呼吸、体温調節、血液の流れ、内臓諸臓器の機能調節、そして免疫力を司る白血球の働きなどは、全て 自律神経が管理しています。加齢や体調不良により自律神経の働きが不安定になると、心身に色々な症状が現れるようになります。更年期障害も女性ホルモンエ ストロゲンの減少によるホルモンバランスの乱れが、自律神経に影響して引き起こされるものです。デセン酸は自律神経の働きを活性化し、体の自然治癒力を高 め、これらの症状の緩和・改善に効果を発揮します。
アピシン
アピシンはローヤルゼリーの成分中、最も量の多いたんぱく質です。
茨城大学農学部の米倉教授らは、ローヤルゼリーの成分で10%前後の量を占めるたんぱく質を「アピシン」と名づけて研究しました。
ヒトの血液細胞を培養してアピシンを加えてみると、細胞数が1日で5倍、5日後には7倍に増殖しました。これ はアピシンを加えない場合の倍の増殖率という驚くべき結果です。ラットの肝臓の培養細胞を使った実験では、アピシンを加えないと2日目から細胞数がどんど ん減少するのに対し、アピシンを加えた方は20日経っても細胞数が1割しか減りませんでした。アピシンには「細胞増殖を促進する作用」と「細胞生命力を維 持する作用」があると米倉教授は結論しています。
アピシンの分析には精密さが求められるし、その含有量測定も非常に困難です。従ってローヤルゼリー製品にアピシン含有量を表示している メーカーは多くありません。ただし無添加(天然100%)のローヤルゼリーであれば、アビシンはそれなりの量が含まれていると推測されます。
次に解りやすく具体的な効果効能のお話をしましょう。